未経験から3年で社長に?IMSの独立支援制度、そのリアル 

「いつか独立したい」「社長になりたい」――そんな夢を持ちながらも、学歴や経験、資金がないことを理由に諦めていませんか?  

株式会社IMSでは、キックボクシングのインストラクター、公務員志望だった20代、警備業経験者という異色の3名が、わずか数年で社長として独立を果たしています。  

しかも、  

  • 出資金制度あり 
  • 給料をもらいながら独立準備  
  • 独立後も孤独にさせないサポートが充実  

といった異例の支援が特徴です。  

今回は、実際にIMSの独立支援制度を活用して社長になった箕浦さん、一青さん、對馬さんの3名、取締役の榎本さんを交え、転職の決断から独立までのリアルな道のりを伺いました。

「本当にそんな会社あるの?」と思われた方、ぜひこの記事を読んでみてください。 

参加者

  • 箕浦康太(みのうらこうた) 株式会社アキ 代表取締役
  • 對馬和人(つしまかずと) 株式会社BOセキュリティーサービス 取締役
  • 一青蓮司(ひととれんじ) 株式会社One Blue 取締役

独立への想いと転職の決断  

――皆さんは元々、独立したいという考えをお持ちだったんですか?  

一青さん: 社長になりたいと思ったのは小学校3年生の頃なんです。それからずっと、その夢を持ち続けていました。途中で公務員にも興味を持って専門学校に進学したんですけど、結局「自分には合わない」と気づいて。他の仕事をする予定だったんですけど、コロナでその計画も頓挫して。社長になりたいというきっかけをくれた人のもとで約2年働いて、1年目が過ぎた頃にもう一回「やっぱり社長になりたいな」っていう思いが強くなって、色々探している中でIMSに出会ったんです。  

對馬さん: 私は、私服保安警備で警備業に携わっていたんです。万引き犯を自分で捕まえるという特殊な仕事をしていて。お客様から褒めていただく機会も多かったんですけど、その中で「もっと自分の自由にやりたいな」「お客様の感謝を直接味わいたいな」と思って独立を考えました。警備業界の厳しさは知っていましたけど、だからこそ自分でやってみたかったんです。  

箕浦さん: 僕は以前はキックボクシングのインストラクターをやっていました。その時も自分の店を出さないかという話があったんです。でもコロナでなくなっちゃって。それでも独立したいという思いは、ずっと心にありましたね。  

――IMSの求人を見つけたきっかけはどういうところだったんですか?  

箕浦さん: ある求人サイトで「独立」って検索したら出てきて。榎本さんが坊主ですごく笑っている写真が今でも覚えているんですけど(笑)、他の一般企業とは明らかに違う雰囲気で、良いイメージでした。  

一青さん: 僕は求人サイトで「社長職」って検索して、4番目に出てきたのがIMSでした。上位2社は書類選考で年齢が合わないって落とされたんです。当時まだ20代になりたてで、向こうが求めているのが30代40代だったので。でもIMSは違った。面接もリモートで、面接官だった榎本さんも気さくで自由な雰囲気で(笑)。「こんな感じでいいのかな」と思いながらも、「普通じゃなさそう」というところに惹かれたんです。  

對馬さん: 僕はWeb検索で「警備 独立」みたいなワードで検索して、上位に出てきたIMSを見つけて。それで当時のTwitterでDMを送って、「面談やりましょう」みたいな話になって。面談して、翌日には当時所属していた会社に退職を伝えましたね。  

―― 社長になるにあたっての不安や、転職時の悩みはありましたか?  

箕浦さん: 正直、仕事に関しては全く不安がなかったです。警備業界を聞いた時は「外で立って仕事するのが嫌だな」とは思いましたけど、それは不安というより業種のイメージですね。面白くなさそうみたいな。それよりは期待もありましたし。  

一青さん: 不安はなかったですね、全く。いくつか面接を受けたんですけど、このIMSの面接を受けて、当日別の面接が入っていたんですけど「ここでいいかな」と思って断りました(笑)。会社の雰囲気も受かったし、ここならいけるなっていう感じで。  

對馬さん: 不安はなかったです。すぐに決めました。独立できそうなところを探していたので、ここならやりたいことやれるなって感覚でした。  

入社後のリアルと成長  

―― 実際に入社してみて、想像と現実のギャップはありましたか?  

箕浦さん: ギャップというより、正直、現場は慣れるまで苦労しましたね。ビジネスとか売上とか利益とかっていうことはすごく興味があったけど、現場に出るのは抵抗があった。でも、それも社長になるための通過点だと思っていました。  

對馬さん: 僕は元々警備業を経験していたので、ギャップ自体はそんなになかったですね。「そんなもんだ」って思っていたんで。想像とはそんなに変わらなかったです。面白かったですよ。  

一青さん: 僕も箕浦さんに近いかな。正直、僕は現場が苦痛でしたね。どっちかというと、ビジネスが好きで、売上とか利益とかっていうことは興味があったけど、現場は苦手でした。  

―― 皆さん、どのくらい現場に入って、社長を目指す道に進まれたんですか?  

一青さん: 僕は1年くらい掛け持ちでやっていたので、結局7回ぐらいしか現場に出ていないです。1年の間で7回。週一しか休みがなかったんですけど、その休日にアルバイトで出てたりしました。なので月1回ぐらいのペースでした。  

箕浦さん: 私は2ヶ月間ぐらいですね。未経験だったんですけど、わずか1~2ヶ月で現場を離れて、管理やマネジメントの方に移りました。  

對馬さん: 僕の仕事は特殊で、万引き犯を捕まえるっていう仕事なんで、今でも現場と掛け持ちなんですよね。やれる人が限られているので。  

―― 未経験で数ヶ月のうちに警備業界の慣習や専門用語、やり方を覚えていくのは大変だったのでは?会社からのサポートはどうでしたか?  

箕浦さん: 大変って感覚はなかったですね。新しい仕事やるって、そんなもんだし、みたいな感じでした。転職も初めてじゃなかったので。  

一青さん: 具体的なサポートは…なかったですね(笑)でも質問すれば答えてくれる環境はありました。こちらから聞けば、教えてくれる。でも基本は自分で学ぶスタイルでした。あえて放置していてくれたのかもしれません。それが最大のサポートだったと思います。  

箕浦さん: 時々、役員が飲みの場で進捗状況を伺うっていうのがあって。そこで「まだそんなこともやってないのか」みたいに言われて、悔しかったのを覚えてます(笑)でも、こっちも何やったらいいかそんなにクリアに分かっているわけじゃなくて。で、役員が帰った後、所属していた会社の社長に「悔しいっす」って言って。そこでまた気持ちを奮い立たせましたね。こういう部分も今考えるとサポートだったなって思います。  

起業に必要なものとは?  

―― 実際、起業したいという方は世の中にすごく多いと思います。一方で、学歴や優秀なビジネススキルみたいなものがないと起業できないという思い込みを持っている方もいるかもしれません。起業するにあたって重要なことって何だと思いますか?  

對馬さん: 学歴はいらないんじゃないですか。全くいらないです。必要なのって、やっぱり行動力と熱意じゃないですかね。成功した人たちはみんな言いますけど、間違いないです。  

一青さん: たしかに学歴、いらないですよ。行動力かな。IMSで独立したいんであれば、やっぱり常識にとらわれない人じゃないと独立していけないかなって(笑)創業社長たちも元々、「普通じゃない」人たちなんで。そういうのはやっぱ必要かなっていう。言い方はあれですが、皆さんどこかしらのネジが外れていると思いますね。普通だったらサラリーマンの生活で馴染むはずですからね。  

箕浦さん: とにかく「やりたい」という気持ち。それがないと、途中で腰砕けになりますね。  

―― つまり、学歴や経験よりも、「やりたい」という熱意と、常識に囚われない行動力が大事ということですね。  

一青さん: そうですね。周りの人に「お前、そんな仕事してどうなってるんだ」って言われるぐらいがちょうどいい。周りに気を使いすぎるよりかは、気を使わないような感じで。社長になる頃には、やっぱり周りがいたからっていう風に感謝を持っていけるようになるのであればいいのかな。そして、そこまでいく熱意があれば大丈夫だと思います。  

独立支援の具体的内容―― ここまでやってくれる会社、他にありますか? 

―― 取締役の榎本さんに伺います。IMSでは、独立のタイミングの判断はどのように決められるのでしょうか?  

榎本さん: まず、警備業に必要な資格を取得することが前提です。でも「この人なら社長を任せられる」という判断基準は特にありません。基準は、本人がやりたいということだけ。自分がやってきたくらいだから、できるだろうという考え方です。やりたいという気持ちが一番大事。言われたからやったというのでは、人のせいにすることになる。それならやらなくていいよね、っていう風に思いますしね。だから、手を挙げた人であれば、誰でも社長を目指してもらい、支援していくというスタンスです。  

そのうえで、特に重要なのは「人」です。人がいないと仕事ができない。逆に、その人の周りに人が集まれば、仕事の幅が広がって、注文もたくさん来る。そこがタイミングですね。  

――なるほど。改めて3人に伺います。独立を目指す中で、会社から金銭面や資格取得のサポートなど具体的にどのような支援がありましたか?  

對馬さん: 一番大きいのは出資です。独立希望者から、役員にプレゼンテーションを行って出資を募るという制度があるんです。誰に出資をお願いしたいかを伝えて、役員の方々が出資してくれました。  

箕浦さん: 資格取得費用は一部会社負担、一部自己負担でした。でも勉強期間中の給料は払ってもらっていました。事務所を借りる費用や広告費は支援してもらいましたし、給料をもらいながら、ラーニングコストを負担してもらって独立準備ができる。それだけでもありがたい話です。そして、人それぞれ立場は違うものです。遠慮せずに相談してよいと思います。画一的というよりも、その人に合わせたきめ細やかな支援があるように思います。  

一青さん: 出資者を選ぶ時、お世話になった人たちを入れたいと思って6人ぐらい入れようとしたら、「ちょっと多すぎねえ?」みたいな話になって(笑)。でも入れないといけないよね、っていうことで、色々考えさせられました。自分の苦手分野をフォローしてくれるのは誰だろう?出資者ってどういうもんだろう?という学びになりましたね。50万円という大金を出してくれる方々は、ものすごく心配な気持ちで出してくれるんです。独立準備中で、本業に専念できていない状況で役員報酬を受け取るような状況ですからね。そういうことへの葛藤を持って出資も決断してくれた。それを忘れてはいけないと思いました。  

――独立した時の心境を聞かせてください。  

箕浦さん: もうやるしかないって思いと、返さないといけない、自分が「独立したい」と思ったように、これからの人たちに繋げないといけないという思いでした。その感情だけです。  

對馬さん: 何としても出資していただいた役員の皆さんに返さなければいけない。赤字で決算させるわけにはいかないっていう思いで、とにかくがむしゃらに頑張りました。スタッフも現場も本当に少ない状態でスタートしたので、本当に必死でしたね。  

一青さん: 一言でまとめると感謝ですね。自分で独立するってなったら、周りからのサポートって普通だったらないじゃないですか。それが、当たり前のようにやってくれたのは本当に感謝かなっていうのはあります。今も本当に身に染みてありがたい。 事務所でひとりポツンと作業しているようなとき、ずっと1人でやっているような気持ちになってしまうことがありますが…「あれ?ぜんぜん1人じゃないじゃん!」と気づいたときなんか特にそう思いますね。  

独立後の現在――「孤独じゃない経営者」という幸せ  

―― 社長として独立した今、経営者としての実感や、自分が社長になれたなという思いはありますか?  

一青さん: あまり変わらないかもしれません。独立する前から売上管理や利益計算をやっていたので、結局同じことをしている感じです。まだ1ヶ月ぐらいしか経っていませんし。でも面白いですよ。人生ゲームみたいな感覚です。数字もそうだし、本当に人生ゲームやっている感じで、だから飽きないかもしれないですね。大変なこともありますけど。  

箕浦さん: 資金繰りで今は大きな問題ないですけど、細かい隊員さんとの人間関係とか、お客さんとの関係で悩んだりすることも出てきました。社長っていう感じではないですけどね。ようやくスタートラインなのかなぐらいの感じです。最初って、この仕事引き受けていいのかなとか、受注できるのかな、人が足りるかなとか、不安がありますよね。  

對馬さん: 従業員さんを抱えているということで、すごく責任感が強くなりましたね。やっぱり会社がダメになってしまったら、従業員さん全員の仕事をなくしてしまう。それは本当に常に考えてお仕事しています。  

――IMSグループには複数の会社があり、ベテランの経営者の方もたくさんいらっしゃいますが、相談しやすい環境や関係性の良さはいかがですか?  

一青さん: 相談しやすい環境だと思っています。思い悩むことはいろいろなジャンルに渡ります。先輩たちもそれぞれ得意ジャンルは異なっているので、いろいろな人に相談してきましたし、ほぼ全員に相談しています。結構丁寧に答えてくれるんですよね。その精神的なサポートは大きかったかなって、今でも思います。  

對馬さん: 金銭面だけじゃなくて、精神的にも、わからないことあっても、いろんな人に聞けるから、独立するにあたっては、もう安心というか、いい環境ですね。経験談とかも聞いていますし、それは大きいですよね。  

箕浦さん: 経営者って結構孤独だっていう人が多いんですけど。団体の集まりとかに行っても、やっぱり孤独だからそういう団体に入っているって人もいるんですよ。ありがたい環境だなっていうのを、そこで再認識できたりとかはありましたね。  

――独立後も孤独じゃない経営者でいられるというのは、すごく大きなメリットですね。少し成功したぐらいで自分を見失うこともありませんし。  

箕浦さん: そうですね。他の経営者の団体に入っている人と話すと、「それ、うちのグループ内で普通に相談できるな」って思うことが多いです。本当にありがたい環境だと思います。  

将来の展望――警備業の先に見据えるもの  

――警備業を軌道に乗せた先に、やりたい事業や将来の展望はありますか?  

箕浦さん: 僕は元々キックボクシングのインストラクターだったのもあって、フィットネス事業をやりたいですね。榎本さん(取締役)太りすぎなんで、ガリガリにしたいです。  

對馬さん: 僕も同じです。今、グループ内でもヘルスケアに視点が当たっているんで。健康は大事だと思っているんで、フィットネス事業は事業計画にも書いています。  

一青さん: 僕はコンサルティングと飲食をやりたいです。飲食のコンサルティング。それぞれの会社の近くに作って、IMS経済圏みたいなものを作りたいですね。役員会の場も、自分の店でできたらいいなと思っています。  

――警備業を「ゴール」ではなく「スタート」と捉えているんですね。  

一青さん: そうですね。警備業で経営の基礎を学んで、安定した収益基盤を作って、その先にもっともっとやりたい事業を展開していく。それが理想ですね。  

独立希望者へのアドバイス  

――最後に、これから独立したい人へ、アドバイスを一言ずつお願いします。  

箕浦さん: とにかくやってみたらという感じです。人の言うことを聞かずに、独立したいならまずやってみる。独立までは3年やそれ以上かかるかもしれませんが、未経験からでもそれは決して長くないと思う。先ほども言ったように熱意と行動力を持ってトライしてもらえたらと思います。  

一青さん: とにかく、型にはまらないような人だったらできます(笑)周りの人に「お前の仕事、どうなってんだ」って言われるような感じかな。あと、周りに気を使いすぎるよりかは、気を使わないような感じが合ってるかもしれない。「こいつを信じてやってみよう」みたいな感じで。そうやって社長になる頃には、「やっぱり周りの人がいてサポートしてくれからやれた」っていう風に感謝を持っていけるようになるのであればいいのかなと。それをできるような人だったら独立できると思いますね。 

對馬さん: 自分も2人と共通していますけど、とにかくやりたいんだったら、後悔しないでやってほしいですね。自分の人生を豊かにできて、喜びも苦労も分かち合える仲間がいる。そういったことを味わっていただきたいです。  

――業界選びについて、取締役の榎本さんから何かアドバイスはありますか?  

榎本さん: 「独立希望者募集」っていう広告を見ることは多いですよね。色々な業種がありますが、警備業って選ばれづらいんです。でも、人気のある業種は競合やリスクも多いのでは?とも思います。警備業は楽とは言わないけど、事業自体は割と安定している。それは間違いないです。割と独立しやすいし、いきなり仕事がなくなる、いきなり世の中の大きな波を食らって潰れちゃう、みたいなことも比較的少ないんじゃないかなって思うので。とにかく、「難しく考えないでやってみよう」っていうのは、そういう業界の安定性も含まれると思います。なので、「未経験だから」としり込みせず、ぜひチャレンジしてほしいです。  

――確かに、業界選びは重要ですね。警備業は安定していて、独立後も続けやすいと。  

榎本さん: そうです。例えば飲食店で、何のチェーン店でもない、大手の傘下じゃない、とかっていうのは、利幅は多く取れる可能性があっても、運営は大変なのではと思います。いろいろな世の中のトレンドの変化などもありますし。その間に取り組んでいたことが一気に変わって、また1から繰り返すっていうこともあるのではと。そういった点も考えると、「恒久的にやれる可能性がある事業」っていうのが結構重要だと思います。「いつか独立したい」と思っている人はたくさんいるはずです。でも、経験や業界選びに悩みすぎると、その「いつか」は永遠にこない。タイミングを「今」に変えませんか?と言いたいですね。  

うちの3人の若手経営者が証明したように、学歴や経験は関係ないです。必要なのは「やりたい」という熱意と、「やってみる」という行動力だけだと私も思います。  

熱い想いを持った方、ぜひお待ちしてます!  

ーーありがとうございます。3人のお話から、IMSの独立支援への想いが伝わってきました。本日はありがとうございました

IMSグループでは、独立希望者を積極募集中!