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「損して得取れ」の法則

人の性質(生まれつきの)というか資質(生まれつきの性質)というものは、そう簡単には変わりません。

余談ではありますが、公文書に「資質の向上」という言葉が使われており、誰も疑問に感じないこと自体、大変憂慮すべきことと感じます。

生まれつきの性質が変わるという事は、”水が油に変化”したり”油が水に変化”したりするようなもの。
「絶対にあり得ない」とまでは言えませんが、「ほぼあり得ない」と言えるでしょう。

厄介な資質

今まで様々な方と出会い観察した結果、特に感じることは「人の資質は変わらないなあ」というポイントです。
これは良い意味と悪い意味の二通りがあります。資質といっても正しく発揮すれば、”才能”とか”天性”と言われるでしょう。しかし誤って発揮すると、”欠点”とか”短所”と言われます。

 

最も厄介な資質は、”嘘つき”と”自己中”の二つです。
この二つは、誰しもに備わっている基本的資質ともいえます。どちらも自己防衛本能から発揮されるものです。
だからこそ正しく発揮するか、誤って発揮するかで結果は全く異なります。

正しい嘘のつき方

例えば一般の嘘つきは、自分が得になる嘘をつきます。その反対に、自分が損をする嘘をついたらどうなるでしょうか。

×誤って発揮した場合
やりたくないトイレ掃除を頼まれた」→「具合が悪いので無理です」と嘘をつく。
〇正しく発揮した場合
やりたくないトイレ掃除を頼まれた」→「喜んでやらせて頂きます」と嘘をつく。

同じ”嘘つき”ですが、どちらが気持ちいいですか?

正しい自己中

例えば一般の自己中は、自分が得になる行動をとります。その反対に、自分が損をする行動をとるとどうなるでしょうか。

×誤って発揮した場合
「儲かったお金を山分けする?」→「全部自分のお金にする」と行動する。
〇正しく発揮した場合
「儲かったお金を山分けする?」→「配分は自分が決めるが、仲間と分け合う」と行動する。

同じ”自己中”ですが、どちらが気持ちいいですか?

損して得取れ

「損して得取れ」とは一時的には損しても、将来的に大きな利益になって戻ってくるように考えること。
目先だけの得を考えるとかえって大きな損をすることがあり、逆に今の損を我慢すれば最終的に大きな得を得ることがある。

人の資質は中々向上できるものではありません。しかし「自分が損をする」というように、正しく資質を発揮すればかえって大きな得を取るのです。
この法則に気が付いた時、そこから徐々にではありますが間違いなく人生が好転します。

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