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親子の絆

先週、私の元トレーナーのT君(30歳)から次のような相談を受けました。

[相談内容]
現在は広島にある父親(68歳)の会社で勤めているのですが、父親と意見の食い違いでしょっちゅうぶつかります。
具体的には、本業と関係のない「アイデア商品を売れ!と、仕事を押し付けてくるのです。」
「そんなの売れるはずがないじゃろー(広島弁)」と反対すると、「やらんのやったら、辞めろ!」と怒られてしまうのです。
「年甲斐もなく、こんなやり取りばかりなんですよー」「どうしたらいいんでしょうか?」

と、このような相談内容です。

私の回答

「T君それはお前が悪い!」「意見する前にまず仕事をしろ!」これが私の答えです。
これだけでは理不尽なので、何故なのかについて以下の通り解説しました。

①まず父親が社長で、T君は社員である。
②社長が考えたアイデアを、苦労して実現するのが社員の仕事である。
③会社内では親子の関係は必要ない。
④「売れるはずがない」と思うのは、T君の思い上がりである。
⑤社長にも成った事がなく、成功したこともない人間の単なる傲りである。
⑥売れるか売れないかを判断するのは社員ではなく社長の仕事である。
⑦だから苦労をいとわず、さっさと仕事をしろ!

T君の反応

売れるはずがない!と思っている物を売る事が出来る人はスーパー営業マンなのだ。
もし売れなくとも責任をとるのは社長なのだ。

 

たとえそうであっても苦労をいとわなかったT君の経験は、必ず将来の肥やしになる。
そしていずれT君が成功する人間になりなさい。

 

T君:「なんかスッキリしました!」
私:「よかったね。」
その後T君は新たな心意気で広島に帰るのであった。

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