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契約不履行

商売において絶対にやってはいけない事が一つある。
それは、契約不履行だ!

 

当たり前の事だが、物を買ってお金を払わなければ、それは泥棒である。
また、お金を貰って仕事をしなければ、それは詐欺である。

 

別の言い方をすると、支払いを遅延させたり、請けた仕事をやらなかったりすることだ。

”あるある”だが絶対にやってはいけない!

契約不履行とは、広い意味で「約束を守らない」という事。
約束を守らない商売が、成立するはずもありません。

 

”あるある”だが、口約束したことを平気で守らない人もいる。
民法では口約束も契約であるので、契約不履行となるのです。

 

したがって、口約束はすべて商取引なのです。
商売人が口約束を守らなければ、もはや反社会的勢力と言わざるを得ません。

私もそれで潰れた!

こんな偉そうなことを言う私自身も若い頃、口約束を守らなかったために、その後会社を潰したことがある。
その頃は、”他愛も無い事”という認識しかなく、余りにも軽く考えすぎていました。

 

どんな事だったかと言うと、
「紹介者に紹介料を払わなかった」という事です。

 

「紹介料が少額だったので、まとまってからでいいじゃん!」と軽く考えていたのです。
しかし紹介者にしてみると、契約不履行なのですから、それ以降の紹介をしてくれるはずがありません。

 

”一事が万事”で他にも気付かないまま、詐欺まがいの仕事をしていたのだと思います。
当たり前ですが数年後、会社を閉めることになってしまいました。

 

今でも痛烈に記憶しています。

身の回りにもいっぱいいる!

会社の社長であっても、平気で口約束を守らない人がいます。
そんな会社は、遅かれ早かれ必ず潰れます。

 

幸いにして、契約の重要性を途中で気が付いた人はやり直せます。
潰れた後も気付かない人は、救いようがないですね。

 

経営者であるならば、どんなに苦しくとも、どんな理由があろうとも、口約束を履行しなければいけないのです。
だからこそ安易な口約束は、厳に慎む必要があるのです。

 

商売が潰れる理由は、認識していようが認識していまいが、契約不履行に原因があるのです。

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