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ある大企業社員の生涯

中小企業では定年延長または廃止が当たり前の時代。
未だ、大企業は従来と同様に60歳定年です。

 

いまや「終身雇用」という言葉は消え去り、「万年リストラ」「早期退職」が標準になりつつあります。
大企業入社後の社員の生涯はこうです。

 

高卒なら18歳・大卒なら22~28歳で入社。(中途採用はほとんどありません)
年収180~220万円。

 

30~35歳で主務とか主任になり、年収500~700万円。
40~45歳で課長とか次長になり、年収1000万円越え。

 

56~57歳で役職は剝奪され、年収500万前後。
60歳で定年退職を迎え、5年間の嘱託社員を選べば、年収270万円。

 

退職金も含め生涯年収は、およそ3億円ぐらいです。

大企業での生涯年収と平均年収

22~65歳の43年間で3億円だとすると、
平均年収は、3億÷43年≒700万円となります。

 

イイじゃん!と思う人も多いかと思います。
しかし、それは「終身雇用」があった時代の話なのです。

 

今流行りの45歳リストラの正体は、年収1000万円越えにさせない施策なのです。
そうすれば、生涯年収は、

 

200万×10年600万×13年50万×23年≒1億円
↑平社員時代+↑役職時代+↑退職金

 

平均年収は、1億÷23年≒430万円になってしまいます。
ん~???ですね。

生涯現役で働ける仕事選び

中小企業の初任給は、大企業と大差はありません。
そもそも「終身雇用」という言葉は中小企業にはないので、ずっと仕事がしたいだけの人はそれなりに、収入を上げたい人は年収1000万円ぐらい普通に可能です。

 

大企業か中小企業のどちらを選ぶのかは、本人の自由です。
しかし、向上心があり夢を求めるなら大企業の選択肢は無くなるでしょう。

 

いづれにせよ、会社に入って安心という時代は終わりました。
これからは、生涯現役で働く時代にあった選択が重要です。

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